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アノレクシア しかばね華子は拒食症 第九話 解放。

Category : 告知



いったいいつの告知なんだ一ヶ月も寝てたのか日日日という感じですが(更新は一ヶ月前です。ツイッターでは告知はしましたが……)ウェブコミック誌コミックビーツにて「アノレクシア しかばね華子は拒食症」第九話「解放」が掲載されておりました。

告知の機会を逃しているうちにページが切り替わってしまったので、あらためてこちらのリンクをぺたり。

http://comic.mag-garden.co.jp/beats/467.html

最終話です(なのでいつもより長めの記事です、お暇なときに眺めてくださいませ)。

感無量。最後まで手を抜かずに、むしろどんどん美麗になっていく画面をniniさんが全力で構築してくれました。狂気。愛憎。デートの場面ではコミカルな萌え。猟奇。陰鬱。臓物。すべてを、余すことなく描ききってくれました。

 

自分がすべてを管理できる小説以外のお仕事では、基本的に明るくシンプルな作風で作り手すべてが仕事しやすくすることをまず目指すのですが、アノレクシアは企画時に「血なまぐさいのやりましょうよ! 子供が絶対読まないようなやつ! 猟奇殺人ならなおいい!」と当時の担当さんが(途中で他社に異動しました、血なまぐささだけを残して)頭のおかしいことを言いはじめたので、わぁい猟奇殺人、あきら猟奇殺人だいすきとは言いませんでしたがそんな具合に始まった企画でした。

 

実験作でもないですがニッチな作風でガンガン進むなか、自由奔放に、作画者さんの手間も考えないシナリオをどかどかと送りつけ、それに毎回最善以上の手腕で応えてくれるniniさんにさらに加速度をつけて世にも奇妙なシナリオをつくる、という素晴らしい体験をさせていただきました。niniさんほんとごめんなさい。愛しております。


複雑怪奇な人間模様を描いた本作、実は第二巻収録予定のエピソードからは一気にすべて書きあげて、その長いシナリオをniniさんに分割してもらう、という手順でやってもらっていました。なので半年ほど、毎月あがってくるniniさんのネームや原稿を確認するだけで日日日は「正気度の高いころの樹里亜姉さんかわいい!」だの「あーん! 草夜くんが死んだ!」だのと野次を飛ばす係で、なかば読者のひとりとして物語の進行を見守っておりました。

 

お陰さまで全体のトーンも統一され、日日日には珍しく破綻もなく美しいまま、幕を引くことができました。この作品が素敵な出来になったのは、八割以上はniniさんのおかげです。漫画原作なのにとっても小説的に、ふだんの漫画作品とはちがった見せかたで展開できて、すこし己の引きだしも広がった気がします。なかなかこういう企画は通りにくいご時世ですが、萌えとドタバタ以外の作品も今後もつくっていけたらいいなぁ…。

 

以下、これで最後と思うとちょっと寂しいスクリーンショットです(解像度低めになってます。うーむ、サイズのせいか保存形式のせいか…実物はもっときれいです)。

愛。怪物。その狭間で揺れ動く拒食症。手のひらで繋ぐ、希望。最終話の華子ちゃんはまるで聖女のようでした。とても物語冒頭でオシッコ云々と言ってる子とは思えません。
猟二くんは最後まで驚き役に見えて情けないですが、果たした役割はおおきく、華子ちゃんだけの英雄でありつづけるでしょう。今後も。

本編のもうひとりの主役、猟子ちゃん。本作が小説なら、語り部は最後まで血まみれの館に踏みこむことなく、病室からすべてを傍観した彼女でしょう。
最終話掲載時から「猟子ちゃんがデレ…た?」「デレ…だよな? これ?」とみんなを困惑させたこのわかりにくいデレを、近日発売予定の単行本第二巻でお確かめくださいませ(宣伝)。いや、こんな繊細な感情表現を、表現の多くを他者に求める漫画原作でできたのは、とても得難いことなのですよ。
ともあれ、まだコミックス発売がありますが、これにてアノレクシアは幕となります。
 

愛を知り、怪物である己の宿命から愛しいひとと手を握りあって立ち向かっていった拒食症の少女、華子ちゃんとniniさんの将来に幸あれ!
 

ありがとうございましたm(_ _)m

 

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プロフィール

日日日

Author:日日日
小説家。漫画原作者。
1986年7月29日生まれ。
奈良県出身、都内在住。

【受賞歴】
「第6回エンターブレインえんため大賞」佳作

「第8回角川学園小説大賞」優秀賞

「第1回MF文庫J新人賞」編集長特別賞

「第1回恋愛小説コンテストラブストーリー大賞」大賞

「第4回新風舎文庫大賞」大賞

「第9回Sense of Gender賞」大賞

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