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メッセージ返信その他。

Category : 返信



4M【メッセージ返答】
ホームページのほうにメッセージが届いてたので返答を。
 

>Mr.ラットさん
 

いつもお悩み相談(?)ありがとうございます。
えぇっとご相談は「大震災の直後のお話を書きたいのですが、このご時世に地震を題材にするのは不謹慎でしょうか?」みたいな感じだと思います。意訳。
是か非かでいうと是です、書きたいものを書けばいいです。
ただこのご時世で地震をネタにするのはけっこう摩擦がおおきいことも、覚悟して書く必要はあります。
現実問題、震災の被害に遭ったひとがその文章を読んでおおきく傷つく可能性があるのです。それでも「なお書くんだ」と思うのなら、配慮は必要です。
これはべつに地震にかぎった話ではなく、その文章を読んだひとがどういう気持ちになるのかを考えて、避けるべきことは避ける。というのは、ごく常識的なマナーの話です。
それを読んで嫌な気持ちになるひとが存在するのをわかっていながら、なお書きたいから書くのだ、というのは自分のことしか考えてなくてエレガントではありません(あえてそういう下品な手段を選ぶ、という戦法もあるんですが)。
たとえばラットさんの書きたいお話は「地震の影響で人体が変化し、生じた異能力でバトルする」という話のようですが、この設定の場合は「地震」以外のものに置換可能ですよ。
謎の宇宙線がふりそそいできたでもいいし、製薬会社の新薬で異能力がでちゃったでもいいし、べつに理由はないけどみんな異能力が使える世界なんだ~、でもいいし。置き換えられるなら、なるべくひとが嫌な気持ちにならないものを選ぶほうが紳士的です。
たぶんこの話の主軸はバトルのほうなので、その前段階での「なぜ異能力が生まれたか?」の部分で不快感を高めてしまうと、バトルに辿りつくまでに放り捨てられます。それはちょっと、誰も得しないですよね。
「いや震災と、その影響やそれによって変わってしまった世界を書きたいんだ!」というむしろ現実にリンクさせて構築した命題のなかで「地震」が必要不可欠なら(今の時代に地震を書くと、それは当然みんな震災を連想するので、むしろ現実とリンクしてないと「何で地震?」となります。それこそ「地震ネタだとみんな注目するからって理由だけで書いたなこいつ、不謹慎だ!」ってなりますよ)たくさん調べてよく考え配慮して「あぁ、なるほど! だから地震なんだ! この話は地震以外では成立しない!」というところまで完璧に構築する必要があります。もちろん、震災の被害にあったかたへの配慮はけっして忘れずに。
それでもなお、たとえば出版するにあたってはほぼ確実に「地震はダメだからダメ、ちがうのにして」と言われると思いますが、商業出版の場合は依頼主の言うことは絶対なのでそこはもう、己を曲げてちがう題材にしたほうがいいですね。
商業出版においては書いた内容については編集部が、会社が責任をもつことになるので(編集部が内容にOKをだしたのだから、この内容を通した編集部が悪い、ということになってしまう)編集部的には、そんなリスクを抱えるメリットが何にもないのです。著者が「編集部は関係ない! 悪いのはぜんぶ僕だ!」と言おうが、構造的に著者は責任をとれないので、いたずらに編集部や会社に迷惑をかけるだけになります。
それでもなお「震災ネタで勝負しよう! 責任はうち(編集部)がもつ!」となるぐらい飛び抜けて素晴らしい原稿を提出しないかぎり、出版は難しいでしょう(新人賞の受賞も)。
まぁ、最初に言ったとおりに地震ネタを書くことじたいは是か非かでいうと是です。ただ面倒くさいことになります、ということだけ。
地震ネタだけでなく、そういった配慮はいつでも必要になります。「書きたいものを書くことの何がいけないんだ!」という気持ちはぜんぜんわかりますが「何がいけないって?俺が不愉快なんだよ! 自分のことしか考えてないのかてめえ!」という正論に勝てないのです。
ラットさんにとって小説がどんなものかはわかりませんが、それが娯楽(ライトノベルとか)なら「楽しませる」ことがいちばんの目的なので、楽しくない気分にさせる要素は排除あるいは修正して、笑顔でお届けするところまでが仕事です。
現実とは何か今生きるとは何かという思索・哲学のための装置なら、むしろ積極的に調べまくって思考を深めて論文とかにまとめるべきです。むしろ逃げちゃだめだ。
ご参考までに。

4N【写真】メガミ文庫で書いてから毎月送られてくるメガミマガジン。アニメ「ささみさん@がんばらない」の紹介記事がのっておりました。やっぱりどこの雑誌もラブコメって書いてあるなあ…。ラブ…コメ…?
 
4O【今日のお仕事】「ささみさん10」の原稿を書く。あと「アノレクシア」のネームが届いたので確認したり、プロットをつくったり。あとサイン本を100冊ぐらいちまちまと。

 

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タイトルなし

>Mr.ラットさん
いや、うん。がんばって。ラットさんは書く前から書かない理由を探して、けっきょく書かないので、とりあえず書いてみたらいいんじゃないかなって思いました(偉そう)。
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プロフィール

日日日

Author:日日日
小説家。漫画原作者。
1986年7月29日生まれ。
奈良県出身、都内在住。

【受賞歴】
「第6回エンターブレインえんため大賞」佳作

「第8回角川学園小説大賞」優秀賞

「第1回MF文庫J新人賞」編集長特別賞

「第1回恋愛小説コンテストラブストーリー大賞」大賞

「第4回新風舎文庫大賞」大賞

「第9回Sense of Gender賞」大賞

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